教員業績データベース |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 硝子体混濁、嚢胞様黄斑浮腫を生じたサイトメガロウイルス虹彩炎の1例 |
掲載誌名 | 正式名:眼科 ISSNコード:0016-4488 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 58(10),1095-101頁 |
著者・共著者 | 一色 佳彦 |
発行年月 | 2016/10 |
概要 | 69歳男。34年前に左眼Posner-Schlossman症候群と診断され、以来、年1~2回の発作を起こし、続発緑内障のため近医で加療されていたが、炎症が遷延して眼圧コントロール不良となり、当科に紹介された。左眼に角膜浮腫と白色後面沈着物、前房内細胞(2+)を認め、前房水PCR検査を施行したところ、サイトメガロウイルス(CMV)陽性であった。CMV虹彩炎と診断し、自家調整0.5%ガンシクロビル点眼を行ったところ、眼圧コントロール良好となり、角膜所見も軽快したが、前房内炎症所見は軽快増悪を繰り返し、嚢胞様黄斑浮腫も出現した。次第に前部硝子体混濁も出現したため、前部硝子体切除術を施行した。同時に硝子体細胞を採取してPCR検査を行ったところ、CMV陽性であった。2ヵ月後に前部硝子体炎が再燃し、ガンシクロビル1mg硝子体注射を1回施行したが軽快せず、自家調整0.5%ガンシクロビル点眼とリンデロンA点眼を継続して経過観察したところ、2ヵ月で消退した。 |
文献番号 | 2017032747 |