教員業績データベース |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | Triage誕生の歴史を災害医学の観点から再考する(A review of the history of the origin of triage from a disaster medicine perspective) |
掲載誌名 | 正式名:日本救急医学会雑誌 ISSNコード:0915-924X |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 27(5),139-146頁 |
著者・共著者 | 中尾 博之, 鵜飼 勲, 小谷 穣治 |
発行年月 | 2016/05 |
概要 | triageといえばsimple triage and rapid treatment(START)methodが有名であるが、triage自体の起源は不明な点も多い。そこで国内外の文献に示されているtriageの起源を調べ、本邦でのtriageを再認識する。triageの語源には「3つに砕く」という意味がある。Napoleonの台頭による戦術の変化と、エジプト・シリア遠征での苦戦経験から戦力維持のためにtriageの原型が生まれたことが文献的考察によって示唆された。その後、Napoleon時代の軍医D.J.Larreyによって、triageは改良された。triageには非情に行わなければならない面と身分による区別なく行われるべき面とがあるが、避難または治療という主目的に付随したものであり、それぞれの災害状況の目的に合致したtriage法を選択すべきである。(著者抄録) |
文献番号 | 2016373641 |