教員業績データベース |
|
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 背臥位における呼吸介助が局所換気運動に及ぼす影響 |
掲載誌名 | 正式名:理学療法学 ISSNコード:0289-3770 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 43(5),368-374頁 |
著者・共著者 | 高山 雄介, 野添 匡史, 松下 和弘, 高嶋 幸恵, 間瀬 教史, 和田 智弘, 内山 侑紀, 道免 和久 |
発行年月 | 2016/10 |
概要 | 【目的】背臥位における呼吸介助の圧迫部位の違いがchest wall各部位の局所換気運動に及ぼす影響について、換気力学的に検討すること。【方法】健常男性7名(33.3±7.3歳)を対象に、安静呼吸(以下、安静)、上部胸郭介助呼吸(以下、上部介助)、下部胸郭介助呼吸(以下、下部介助)における上部胸郭、下部胸郭、腹部の換気運動を3次元動作解析装置で測定し、同時に胸腔内圧、腹腔内圧も測定した。【結果】上部介助は上部胸郭、下部介助は下部胸郭の換気運動を有意に増加させた。一方、下部介助において、上部胸郭は拡張した。呼吸介助中の胸腔内圧および腹腔内圧は安静に比べ有意に増加し、特に下部介助において腹腔内圧はもっとも高い値を示した。【結論】上部介助、下部介助はそれぞれ圧迫部位の換気運動を増加させるが、下部介助では、上部胸郭は呼気中にもかかわらず拡張しており、介助による腹腔内圧の上昇が原因と考えられた。(著者抄録) |
文献番号 | QB10290002<Pre 医中誌> |