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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 【真菌感染症】 侵襲性カンジダ症に対して診断・治療ガイドラインバンドル(ACTIONs Bundle 2014)を用いた治療成績の評価 |
掲載誌名 | 正式名:日本外科感染症学会雑誌 ISSNコード:1349-5755 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 13(1),25-34頁 |
著者・共著者 | 植田 貴史, 竹末 芳生, 中嶋 一彦, 一木 薫, 土井田 明弘, 和田 恭直, 山田 久美子, 土田 敏恵, 高橋 佳子, 石原 美佳, 内野 基, 池内 浩基 |
発行年月 | 2016/02 |
概要 | カンジダ血症に対して、多施設研究でACTIONs Bundleを遵守することで良好な治療成績が得られることが報告されている。本研究では、改訂版であるACTIONs Bundle 2014の有用性について検討した。2007年4月から2014年12月の間に、カンジダ血症、エンピリック治療に対して抗真菌薬治療を行った症例を対象として、ACTIONs Bundle 2014を用いて評価した。カンジダ血症80例、エンピリック治療174例を評価した。カンジダ血症において、バンドルの遵守率(全key項目の達成)は55.0%であり、臨床的治療効果に関して遵守群は非遵守群と比較して高い傾向が認められたが(97.7% vs 86.1%、P=0.085)、28日目死亡では有意な差は認められなかった(6.8% vs 13.9%、P=0.457)。一方、エンピリック治療では、バンドルの遵守率は80.5%であり、臨床的治療効果は遵守群で有意に高率であったが(80.0% vs 20.6%、P<0.001)、28日目死亡では有意な差は認められなかった(12.9% vs 17.6%、P=0.578)。バンドルを遵守することで良好な臨床的治療効果が得られることから、ACTIONs Bundle 2014の有用性が示された。(著者抄録) |
文献番号 | 2016294952 |