教員業績データベース |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 【症状が持続する感染症への最新アプローチ】 遷延する熱への治療アプローチ 術後患者の発熱 |
掲載誌名 | 正式名:感染と抗菌薬 ISSNコード:1344-0969 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 19(2),138-145頁 |
著者・共著者 | 中嶋 一彦, 竹末 芳生 |
発行年月 | 2016/06 |
概要 | 術後の遷延する発熱には、手術部位感染や遠隔部位感染などの感染性の発熱と、手術侵襲や基礎疾患、合併症など非感染性の発熱がある。術後初期の発熱は手術侵襲によることが多いが、手術後48時間以降にみられる感染性の発熱は、まず尿路感染、肺炎、手術部位感染、カテーテル関連性血流感染の検索が行われ、さらに発熱や炎症所見が持続する際には、膿瘍形成や他の臓器の感染症の有無などを精査するアプローチをとる。非感染性では深部静脈血栓、薬剤熱などを考慮する必要がある。原因は多岐にわたるが、遷延する発熱の発生時期や発生頻度を鑑み、身体所見、画像診断、検査を組み合わせたうえアプローチしてゆくことが要求される。(著者抄録) |
文献番号 | 2016305729 |