教員業績データベース |
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論文種別 | その他 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 【感染症診療-その常識は正しいか?-】 MRSA交叉感染予防を目的として監視培養を行う? |
掲載誌名 | 正式名:救急・集中治療 ISSNコード:1346-0935 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 28(7-8),485-491頁 |
著者・共著者 | 高橋 佳子, 竹末 芳生 |
発行年月 | 2016/07 |
概要 | <point>アクティブサーベイランスの定義はMRSAや黄色ブドウ球菌のスクリーニングを行い、保菌者に対して対策を講じることである。アクティブサーベイランスにより、MRSA感染症の減少や、院内伝播が減少することが報告されている。欧米では全入院患者を対象としたuniversalスクリーニングの報告もあるが、日本においては、ハイリスク病棟や病棟内のハイリスク患者など特定の対象に限定したtargetスクリーニングを行うことが実際的である。MRSAを含む黄色ブドウ球菌の監視培養として、鼻前庭の培養検査単独では感度が低いが、PCR法では一般に、鼻前庭のみのスクリーニングが行われている。スクリーニングを行い、MRSAに対するverticalな介入のみを実施するだけではなく、広く耐性菌を対象とした手指衛生などのhorizontalな介入を併せて強化する必要がある。(著者抄録) |
文献番号 | 2016309304 |