教員業績データベース |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | たこつぼ心筋症、低カリウム血症を契機にTorsade de Pointesを発症した透析患者の1例 |
掲載誌名 | 正式名:心臓 ISSNコード:0586-4488 |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 48(Suppl.1),110-6頁 |
著者・共著者 | 高橋 怜嗣, 峰 隆直, 蘆田 健毅, 貴島 秀行, 石原 正治, 増山 理 |
発行年月 | 2016/08 |
概要 | 症例は65歳女性。11年前より透析導入となり、腎移植されたが再度透析導入となったためシャント造設術を施行された。導入2週間後、透析中に頻回のTorsade de Pointes(以下TdP)を認めた。このときQTc延長(660ms)、巨大陰性T波を認め、心エコーでは左室心尖部はakinesisであり、たこつぼ心筋症様であった。低カリウム血症(3.2mEq/L)補正を行うとTdPは認めず、経過中にたこつぼ心筋症は軽快した。4ヵ月後透析中にTdPを認めた。心エコーでは左室収縮能は改善しており、正常カリウム値を示し原因不明の繰り返すVFのため植込み型除細動器(以下ICD)を植込んだ。以降、厳正なカリウム調節を行うことで、TdPを認めなかった。今回我々は、たこつぼ心筋症、低カリウム血症を契機にTdPを発症した透析患者の1例を経験したので、若干の文献的考察を加え報告する。(著者抄録) |
文献番号 | Q916090023<Pre 医中誌> |