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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 非外傷性角膜穿孔の治療とその効果についての検討 |
掲載誌名 | 正式名:臨床眼科 ISSNコード:0370-5579 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 70(8),1293-7頁 |
著者・共著者 | 中井 允子, 細谷 友雅, 神野 早苗, 三村 治 |
発行年月 | 2016/08 |
概要 | 目的:非外傷性角膜穿孔の治療成績の報告。対象と方法:非外傷性角膜穿孔に対して過去8年間に治療した27例29眼を対象とした。男性19例,女性8例で,年齢は46~98歳,平均70歳である。角膜穿孔の原因,治療内容,視力予後,合併症について,診療録の記録に基づいて検討した。治療方針は,視力改善が期待できる症例には全層角膜移植,期待できない症例には層状角膜移植,角膜の入手が困難な場合には羊膜移植を行った。結果:角膜穿孔の原因は,感染性17眼,非感染性11眼,不明1眼であった。層状角膜移植を14眼,全層角膜移植を7眼,眼球摘出を2眼,保存治療を6眼に行った。羊膜移植は4眼に行ったが,全例で追加手術が必要であった。全層角膜移植により,7眼中6眼で視力が改善した。合併症として移植片感染,拒絶反応,眼圧上昇が生じ,全例で鎮静化した。結論:非外傷性角膜穿孔に対し,層状または全層角膜移植は穿孔創閉鎖に有効であった。全層角膜移植では,7眼中6眼で視力が改善した。(著者抄録) |
文献番号 | Q809060024<Pre 医中誌> |