教員業績データベース |
|
論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【急性増悪期心不全における多臓器連関】 貧血 |
掲載誌名 | 正式名:ICUとCCU ISSNコード:0389-1194 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 40(5),353-60頁 |
著者・共著者 | 内藤 由朗, 増山 理 |
発行年月 | 2016/05 |
概要 | 心不全の合併症として貧血の存在が報告される。これは急性・慢性にかかわらず、急性増悪期心不全患者においても例外ではない。心不全と貧血は、それぞれが「原因」にも「結果」にもなる。そこで、この悪循環を断ち切れば、これら病態の改善につながると考えられる。貧血が原因の場合、慢性貧血により高心拍出量症候群となり、心不全が発症する。では、心不全が原因の場合、どのような機序で貧血が発症するのか?その成因にはさまざまな因子が関与しており、実に複雑である。心不全患者にとって貧血を合併した場合、予後不良であることはよく知られている。しかし、過度の貧血改善は有害である可能性があり、血中ヘモグロビン値正常化を目指した治療が心不全患者の予後を改善するかというと必ずしもそうではない。急性増悪期心不全における貧血はどうして起こるのか?どのように治療すべきか?本稿では、臓器連関として心不全における貧血について考えてみたい。(著者抄録) |
文献番号 | 2016231182 |