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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 甲状腺腫瘍における癌予測に有用な因子に関する検討 超音波エコーと細胞診を用いて |
掲載誌名 | 正式名:耳鼻咽喉科臨床 ISSNコード:0032-6313 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 109(4),275-80頁 |
著者・共著者 | 毛利 武士, 寺田 友紀, 宇和 伸浩, 佐川 公介, 阪上 雅史 |
発行年月 | 2016/04 |
概要 | 2002年~2012年に術前細胞診で悪性以外と診断され甲状腺摘出術を施行した97例(男23例、女74例、平均年齢54歳)を、術後病理組織で良性と診断された79例(良性群)と悪性と診断された18例(悪性群)に分類し、術前の臨床的背景を比較検討した。全手術症例における穿刺細胞診で、検体適正率は94.9%であった。穿刺細胞診では、悪性群は良性群に対してClass IIIが有意に多かった。術前超音波検査所見による腫瘍最大径の中央値は、良性群32mmに対し、悪性群は23.5mmと有意に小さかった。術前超音波検査所見では、悪性群は良性群に比較して腫瘍の辺縁不整の所見を有意に多く認めた。術前超音波検査で腫瘍に辺縁不整の所見を認めた症例に関しては、穿刺細胞診を繰り返すことで、悪性群の割合を減少させることができると考えられた。 |
文献番号 | Q415280010<Pre 医中誌> |