教員業績データベース |
|
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 後天性麻痺性斜視、機械的斜視におけるプリズム順応の有用性 |
掲載誌名 | 正式名:眼科臨床紀要 ISSNコード:1882-5176 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 9(1),32-7頁 |
著者・共著者 | 大北 陽一 |
発行年月 | 2016/01 |
概要 | 兵庫医科大学眼科では麻痺性斜視、機械的斜視の術式・術量の決定に、PATを用いて最適プリズム順応角optimal prism adaptation angle(OPAA)を測定しており、その治療成績につき検討を行った。対象は2013年からの2年間に斜視手術を施行し、術後3ヵ月以上経過観察できた後天性滑車神経麻痺(以下;IVn群)23例、甲状腺眼症(以下;Go群)14例である。術式は上下直筋の後転術を基本とした。手術回数はIVn群1.2回(再手術率18%)、Go群1.4回(再手術率29%)で、最終の複視消失率はIVn群100%、Go群92.9%であった。術後の上下斜視角は術翌日、2週間、3ヵ月で、IVn群3.9±3.3Δ、2.4±2.6Δ、2.2±2.5Δ、Go群7.2±5.2Δ、4.4±3.7Δ、2.9±3.5Δで経時的に有意に斜視角の減少を認めた。OPAAは術式・術量の決定に有用である。(著者抄録) |
文献番号 | 2016137537 |