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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 下斜筋減弱術の回旋矯正効果 |
掲載誌名 | 正式名:眼科臨床紀要 ISSNコード:1882-5176 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 9(2),125-8頁 |
著者・共著者 | 木村 剛, 木村 亜紀子, 萩原 聖子, 渡部 真生, 増田 明子, 三村 治 |
発行年月 | 2016/02 |
概要 | 目的:成人斜視における下斜筋(IO)減弱術の回旋矯正効果を後ろ向きに検討した。対象および方法:2007年4月~2015年3月までに兵庫医科大学病院眼科を受診し、IO減弱術を施行された44例(IO後転31例、IO前方移動13例)、平均年齢37.3歳(19~74歳)を対象とした。回旋偏位の測定は大型弱視鏡で行い、術前後の回旋偏位の差を回旋矯正効果とし、術前後で比較した。結果:IO減弱術の術1ヵ月後の回旋矯正効果は平均3.4°であり、IO後転群が3.5°(-3~13°)、IO前方移動群が3.3°(-6~11°)で、両群間に有意差を認めなかった。3ヵ月以上経過を追えた15例の術翌日、1ヵ月後、3ヵ月後の回旋矯正効果に有意差はなかったが、IO後転に上直筋・外直筋後転を併用すると術翌日にのみ回旋矯正効果が有意差をもって大きかった。結論:IO減弱術の回旋矯正効果は約3°であり、回旋複視のある症例に対してはIO減弱術単独では回旋矯正効果は不十分と考えられた。(著者抄録) |
文献番号 | Q224270003<Pre 医中誌> |