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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 長期観察が可能であった特発性網膜動脈分枝閉塞症の1例 |
掲載誌名 | 正式名:臨床眼科 ISSNコード:0370-5579 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 70(3),373-7頁 |
著者・共著者 | 岡本 紀夫, 松本 長太, 三村 治, 下村 嘉一 |
発行年月 | 2016/03 |
概要 | 目的:特発性網膜動脈分枝閉塞症(Susac症候群)の5年以上の経過についての報告。症例:37歳女性。左眼の視野障害を自覚し受診した。既往歴として10歳時より頭痛がある。17歳時に特発性網膜動脈分枝閉塞症と診断され,その後何回も再発している。結果:両眼とも矯正視力は1.0。右眼には網膜動脈分枝間で側副血行路を認めた。経過観察中に特発性網膜動脈分枝閉塞症を数回認めたが,いずれも網膜白濁は軽度であった。網膜厚カラーマップ,ganglion cell complexともに検眼鏡で確認した閉塞部以外にも菲薄化が認められた。結論:発症より25年の間に網膜動脈分枝閉塞症の再発と,多発を繰り返した。特発性網膜動脈分枝閉塞症の陳旧期の眼底所見は一見正常に見えるが,光干渉断層計で網膜厚,ganglion cell complexを測定すると,検眼鏡的に閉塞を確認した部位以外に閉塞が起きた部位が確認できた。(著者抄録) |
文献番号 | Q310080023<Pre 医中誌> |