教員業績データベース |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | タカサゴキララマダニの幼虫による多発刺咬症の1例 |
掲載誌名 | 正式名:皮膚の科学 ISSNコード:1347-1813 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 14(2),67-72頁 |
著者・共著者 | 倉沢 友輔, 庄司 昭伸, 夏秋 優 |
発行年月 | 2015/04 |
概要 | 患者は大阪府豊能郡能勢町在住の72歳女性。2014年4月下旬,自宅付近の用水路に入り,草刈りをした。翌日,四肢・体幹にそう痒を伴う紅斑が出現し,その2日後に当科を受診した。初診時,四肢・体幹に紅斑,丘疹,小水疱が孤立性に多発し,その中央に虫体を認めた。皮疹部から50体以上の虫体を摘除し,タカサゴキララマダニ(Amblyomma testudinarium)の幼虫と同定した。皮疹部の病理組織では真皮の血管周囲性にリンパ球を中心とした炎症細胞浸潤を認めた。塩酸ミノサイクリンの14日間内服および10%クロタミトン含有クリーム外用にて皮疹は軽快した。経過中,全身症状は出現しなかった。近年の山間部における野生動物の増加が,マダニ刺症の増加と関連すると推察した。(著者抄録) |
文献番号 | 2015396765 |