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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 長期的に歩行能力の改善を示した若年の重症外傷性脳損傷の3症例 |
掲載誌名 | 正式名:臨床理学療法研究 ISSNコード:1883-3373 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 32,53-56頁 |
著者・共著者 | 村上 茂史, 岡田 誠, 高山 雄介, 橋詰 裕美, 和田 智弘, 内山 侑紀, 福田 能啓, 道免 和久 |
発行年月 | 2015/08 |
概要 | 長期的に歩行能力が改善した若年の重症外傷性脳損傷(Traumatic Brain Injury:TBI)患者3例を経験した。症例は当院で長期的に理学療法を継続している若年の重症TBI患者3例(年齢25.7±4.9歳)で、全症例とも初期評価時の歩行は全介助であった。理学療法では下肢装具や様々な歩行補助具を用い、積極的に歩行練習を実施し、動作の改善に合わせて家族指導を十分に行った。また、全症例で整形外科的痙性コントロール手術やボツリヌス療法も実施された。その結果、歩行能力は全症例で長期的に改善、維持を示し、自宅でも家族との歩行練習が可能となった。また、ADLの改善も認めた。このように、若年の重症TBI患者では長期的に歩行能力の改善を示す可能性があり、理学療法の継続が重要であることが示唆された。(著者抄録) |
文献番号 | 2016018159 |