教員業績データベース |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 当院における軸椎骨折の動向と手術治療 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:0008-9443 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 58(1),99-100頁 |
著者・共著者 | 橘 俊哉, 宮脇 淳志, 圓尾 圭史, 井上 真一, 有住 文博, 吉矢 晋一 |
発行年月 | 2015/01 |
概要 | 2007年~2013年の間に著者らの施設で手術加療を行った軸椎骨折12例を対象に、その傾向と手術治療について後ろ向きに検討した。1)2007年は16歳1例で歯突起骨折、2009年は61歳1例で軸椎破裂骨折、2010年は54歳1例でハングマン骨折、2012年は76歳と85歳で歯突起骨折、2013年は19歳1例および76~90歳の高齢者で歯突起骨折であった。2)受傷機転は若年から壮年の4例では交通事故による高エネルギー損傷であったが、高齢者8例は全て転倒による受傷であり、麻痺はFrankel分類Aが1例、Cが2例、Dが2例、Eが7例であった。3)手術は歯突起骨折8例には環軸椎固定術が、偽関節1例と後弓骨骨折を合併した1例には後頭頸椎固定術が行われていた。また、ハングマン骨折にはC2-4後方および前方固定が、軸椎破裂骨折にはC1-3後方固定術が施行されていた。4)経過観察できた8例では全例で骨癒合が得られていた。尚、近年は転倒による高齢者の歯突起骨折の増加に対して積極的に手術が施行されている。 |
文献番号 | 2015330451 |