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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 血液学的寛解中に馬尾浸潤にて再発を認めた多発性骨髄腫の1例 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:0008-9443 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 58(2),385-6頁 |
著者・共著者 | 増本 吉伸, 圓尾 圭史, 橘 俊哉, 井上 真一, 有住 文博, 吉矢 晋一 |
発行年月 | 2015/03 |
概要 | 症例は67歳男性で、歩行障害、両下肢筋力低下を主訴に受診した。筋力低下と両下肢の知覚鈍麻および排尿障害を認めた。JOAスコアは6/29であった。腰椎単純レントゲン像では第4腰椎の圧迫骨折を認めた。MRIではL4-4T1強調画像では低信号、T2強調画像でも低信号で均一に造影される腫瘤像を認めた。冠状断では外側陥凹部に同様の腫瘍病変を認めた。緊急手術を施行した。永久標本診断では形質細胞を多数認め、多発性骨髄腫に特異的とされるCD138の免疫染色が陽性であったため多発性骨髄腫の再発と診断した。術後3ヵ月、左の下垂足が残存しているが他の筋力はMMT5レベルに改善し、ADLは装具下にて室内歩行が可能となった。術後のJOAスコアは18点まで改善を認めた。骨髄腫に関しては術後化学療法が行われ、PET-CTでは第4~5腰椎に術後変化と思われる集積を認めたが、脊柱管内には明らかな異常集積を認めなかった。 |
文献番号 | 2015388667 |