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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | レムナントを温存した前十字靱帯再建術の術後膝伸展制限 |
掲載誌名 | 正式名:JOSKAS ISSNコード:1884-8842 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 40(1),124-5頁 |
著者・共著者 | 中山 寛, 吉矢 晋一 |
発行年月 | 2015/03 |
概要 | Stureにてレムナントを温存する方法で行ったハムストリング腱を用いた2重束前十字靱帯(ACL)再建術125膝を対象に、ACL径の50%以上を残せた50膝をレムナント温存群(A群)とし、レムナント非温存群(B群)75膝と術後の膝伸展制限を比較した。Heel height differentを指標とした伸展制限の推移をみると、術後3、6ヵ月で有意にA群で大きく、伸展制限が残存していた。術後6ヵ月以内の早期に伸展制限のために鏡視下デブリドマンが必要となった症例はA群で多かった。再鏡視時のgraftの状態は、good例の比率がA群で高かった。ただし、A群では13例中9例に滑膜の過剰増殖を認めた。術後1年以内の再受傷頻度はA群1例(2.0%)、B群4例(5.3%)であった。また、CTで計測した脛骨骨孔位置や術後1年時のKT-1000による前方安定性は両群間で有意差はなかった。以上、Sutureをかけたレムナント温存ACL再建術後は伸展制限が残存する症例が多いと考えられた。 |
文献番号 | 2016010391 |