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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | Early cocking相における上腕投球面の傾きと上肢姿勢の関係 |
掲載誌名 | 正式名:肩関節 ISSNコード:0910-4461 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 39(2),379-82頁 |
著者・共著者 | 高木 陽平, 大井 雄紀, 吉矢 晋一, 乾 浩明, 信原 克哉 |
発行年月 | 2015/09 |
概要 | 競技レベルの野球投手267名(8~38歳、平均17.0歳)を対象に、アーリーコッキング相(EC相)における投球面と最大肩関節水平外転位(MHA)での肩関節角度との関係を明らかにした。投球動作の計測にはモーションキャプチャ・システムを用い、被験者の皮膚上から36ヶ所の解剖学的骨特徴点を触診により検出し、赤外光反射マーカーを貼付した。投球マウンドを囲むように設置した7台のCCDカメラを用い、体表上に貼付した赤外光反射マーカーの三次元空間位置を計測した。検討項目は投球面の傾きと肩関節最大外転角度、肩関節外転角度との関係とした。胸部に対し投球面の傾きが大きくなると、肩関節水平外転角度が増加する傾向を示し、肩関節外転角度は減少する傾向を示した。EC相における上腕投球面の傾きと肩関節最大水平外転角度に有意な相関がみられた。上腕投球面は肩関節の運動変化、時間軸を含む評価法となるため、新たな投球動作解析のパラメータになると思われた。研究結果より、投球面を用いた投球動作解析は、障害予防の観点から有用と思われた。 |
文献番号 | 2016086576 |