教員業績データベース |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | CA19-9産生脾嚢胞に対して腹腔鏡下天蓋切除術を施行した1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本外科系連合学会誌 ISSNコード:0385-7883 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 40(4),817-21頁 |
著者・共著者 | 鈴村 和大, 飯室 勇二, 栗本 亜美, 平野 公通, 岡田 敏弘, 麻野 泰包, 鳥井 郁子, 辻村 亨, 藤元 治朗 |
発行年月 | 2015/08 |
概要 | 症例は32歳の女性で,上腹部痛を主訴に近医受診.脾嚢胞を指摘され加療目的に当院入院となった.腹部CT検査で脾臓に境界明瞭で内部均一な,8cm大の嚢胞を認めた.また血液検査ではCA19-9は50.5U/mlと上昇を認めたが,画像上は他に悪性所見を認めなかった.以上よりCA19-9産生脾嚢胞と診断し,腹腔鏡下天蓋切除術を施行した.嚢胞内容は茶褐色で,内容液中のCA19-9は2,168,500U/mlと高値であった.病理組織学的検査で真性脾嚢胞と診断した.術後は血清CA19-9が45.9U/mlと低下した.術後は特変なく経過し,第8病日に退院.術後3ヵ月の現在,再発は認めていない.比較的稀なCA19-9産生脾嚢胞に対し腹腔鏡下天蓋切除術を施行した1例を経験したので報告する.(著者抄録) |
文献番号 | P908090031<Pre 医中誌> |