教員業績データベース |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【わが国発の心不全における利尿薬研究の最前線】 ループ利尿薬と塩分補充 |
掲載誌名 | 正式名:Fluid Management Renaissance ISSNコード:2186-3008 |
巻・号・頁 | 5(4),37-43頁 |
著者・共著者 | 奥原 祥貴, 廣谷 信一, 増山 理 |
発行年月 | 2015/10 |
概要 | 心不全における塩分と利尿薬の関係は実に興味深い。古くから心不全管理には塩分制限が必要とされてきたが、最近は過度な塩分制限が神経体液性因子の活性化、糸球体濾過量の低下、予後の悪化につながることが指摘されている。一方、心不全に対する塩分補充は好ましくないとされてきたが、塩分を適切な量の利尿薬と併用すると、利尿薬の効果を高めることが知られている。われわれは、その効果が糸球体濾過量の増加を介したものであり利尿薬抵抗性心不全に対しても有効であることを報告しており、decongestionを得るための治療オプションとして有用であると考えている。慢性期においては塩分投与量を決定する際に患者背景や併用利尿薬量を勘案しなければならず、それらの詳細なアルゴリズムを作成するべく今後も研究が必要である。(著者抄録) |
文献番号 | 2015381564 |