教員業績データベース |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | A型ボツリヌス毒素製剤投与後にCI療法を施行し,1年間の経過観察を実施した1症例 |
掲載誌名 | 正式名:総合リハビリテーション ISSNコード:0386-9822 |
巻・号・頁 | 42(7),679-683頁 |
著者・共著者 | 天野暁, 竹林崇, 花田恵介, 梅地篤史, 丸本浩平, 道免和久 |
発行年月 | 2014/07 |
概要 | 症例は66歳男性で、脳梗塞後の左不全片麻痺に対しA型ボツリヌス毒素製剤投与を行った後、2週間のconstraint-induced movement therapy(CI療法)を実施した。投与前の上肢評価ではFugl-Meyer Assessment(FMA)44点、Simple Test Evaluating Hand Function(STEF)3点、Motor Activity Log(MAL)1.83点であったが、投与後はそれぞれ48点、5点、1.83点となった。CI療法に際しては患者の異常な共同運動パターンと目標としている作業を分析し、必要な運動自由度を選定してそれらを含む課題を実施した。CI療法終了直後にはFMA 52点、STEF 18点、MAL 2.45点に改善し、自主訓練継続により1、3ヵ月後もFMA、MALは改善していたが、STEFは13点、12点と低下していた。再評価に基づいて短対立装具を装着した訓練を追加し、1年後にはFMA 54点、STEF 21点、MAL 4.0点となり、異常筋緊張も投与直後の改善状態を維持していた。 |
文献番号 | 2014297354 |