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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | Exeter stemの当科での適応と短期成績 |
掲載誌名 | 正式名:Hip Joint ISSNコード:0389-3634 |
巻・号・頁 | 40,599-602頁 |
著者・共著者 | 福西 成男, 西尾 祥史, 藤原 勇輝, 吉矢 晋一, 福井 智一 |
発行年月 | 2014/08 |
概要 | 2009年以降にExeterステムを用い、初回人工股関節全置換術(THA)を行った160例中、再置換例を除き術後6ヵ月以上経過した112例112関節(男性28例、女性84例、46~83歳、平均70歳)を対象に、短期成績とExeterの適応について報告した。原疾患は変形性股関節症(OA)72例、関節リウマチ(RA)2例、ANF 31例、透析性股関節症4例、その他3例であった。経過観察期間は平均2年9ヵ月(6ヵ月~4年10ヵ月)、術式はハイブリッド106例、セメントカップ6例であった。ステム挿入のセメントテクニックはセメントガン・セメントプラグを用い、第三世代のセメント手技に準じて圧入した。最終経過観察時まで合併症としてセメント関連の周術期合併症は認めず、脱臼、ルースニング症例もなかったが1例に深部感染を生じ、二期的に再置換手術した。JOAスコアは術前23~67点(平均42.6点)が最終経過観察時88~100点(平均92.3点)と改善していた。術直後のX線評価ではステムの挿入角度は2°以上の内反位・2°以上の外反位が各2例(1.8%)、中間位に挿入された症例が108例(89.3%)であった。セメントの充填度はMulroyの分類でグレードA(ホワイトアウト)74例(66%)、B 35例(31.3%)、C 2例(1.8%)、D 1例(0.9%)であった。最終経過観察時の2mm以上のsubsidenceを2例に認め、うち1例は透析歴30年の症例であった。大腿部痛の訴えや再置換に至る症例はなかった。 |
文献番号 | O925240144<Pre 医中誌> |