教員業績データベース |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 球面座標系を用いた日常生活動作の肩関節運動解析 |
掲載誌名 | 正式名:The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine ISSNコード:1881-3526 |
巻・号・頁 | 50(10),840-844頁 |
著者・共著者 | 井上 幸哉, 木原 真由美, 吉村 淳子, 吉田 直樹, 松本 憲二, 坂本 知三郎, 道免 和久 |
発行年月 | 2013/01 |
概要 | 目的:多軸関節の動きを円錐形の領域(joint sinus cone)として3次元的に解析・可視化する方法を臨床応用していくために、脳卒中後片麻痺患者において日常生活動作中の肩関節運動の計測を行い、その運動範囲を健常者のものと比較した。方法:被験者には端座位でジャケットの更衣を一定のタスクで行ってもらい、磁気式の6軸位置角度計測装置を用いて肩関節の運動軌跡を3次元的に計測し、球面座標解析を行った。解析結果はランベルト正積方位図法を用いて平面表示した。結果:麻痺側になる肩関節では運動範囲が狭い、健側でも複雑な運動軌跡がみられるなど、肉眼では確認しにくい現象を明瞭に捉えることができた。結論:磁気式の計測装置を用いることで着衣動作の計測を実現できた。また地図投影法による表示で運動全体の形が把握可能となった。この方法によって複雑な関節運動の範囲の表現が容易となり、障害による日常生活動作制限の解析に有用であると思われた。(著者抄録) |
文献番号 | 2014039733 |