教員業績データベース |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 【ESCMID(欧州臨床微生物学会)カンジダガイドライン2012-米国感染症学会ガイドラインとの相違-】 序 ESCMIDガイドラインとIDSAガイドラインの相違点 |
掲載誌名 | 正式名:化学療法の領域 ISSNコード:0913-2384 |
巻・号・頁 | 29(7),1486-1489頁 |
著者・共著者 | 竹末 芳生 |
発行年月 | 2013/06 |
概要 | 2012年に「カンジダ症の診断と治療に関するESCMID(欧州臨床微生物学会)ガイドライン」が発表された。これに先立ち、IDSA(米国感染症学会)からも2009年にカンジダ症の治療に関する臨床実践ガイドラインが報告されたが、欧州と米国でのカンジダ症に対する考え方の違いが散見され、興味深い。どちらかと言うとIDSAガイドラインはエビデンスに振り回された感があり、ESCMIDガイドラインは委員の考え方がかなり前面に出ており、本音がうかがえる。従来、わが国のガイドラインの作成において委員の考え方の方向性は欧州というよりも米国側に傾く傾向があった。しかし現在、真菌症フォーラムが「深在性真菌症診断と治療ガイドライン2014年版」を改定中であるが、少なくとも「外科系、救急・集中治療領域」ではESCMIDガイドラインに勇気を得、わが国での現状を鑑み、我々の考え方をエビデンスの許される範疇で述べていくことにした。まだドラフトの段階でその詳細を述べるわけにはいかないが、米国とも欧州とも異なった独自のガイドラインが作られつつあると自負している。このような観点から、本稿ではESCMIDガイドラインとIDSAガイドラインの相違点について解説を行うこととする。(著者抄録) |
文献番号 | 2013274853 |